鍼灸ついて

どうして鍼灸が効くのか?

東洋医学では、世の中の物、現象、すべて「陰」と「陽」に分けられると考えます。
例えば、太陽は陽、月は陰。

この陰と陽の働きは、陰が多くなったら、陽が少なくなり、陽が多くなったら、陰が少なくなるという、互いに補う関係があります。
つまり、朝が来て、夜が来るのです。

自然現象に、陰陽があって、循環していて、この循環が崩れたときが、天候の異変。

そして、人間の体にも陰陽の気が循環していて、バランスをとっています。

経穴(ツボ)に鍼や灸を施すことで、陰陽のバランスを整えて、循環させていくのが治療です。

鍼灸はどんなことに効くの?

鍼灸治療は、病名から経穴(つぼ)が決まるのではなく、症状から経穴を選んでいきます。

ですので、病名のついた症状はもちろんのこと、病名のつかない、原因不明の症状でも、治療ができます。
つまり、薬で抑えている症状、いつものこと、と日常化した症状、年齢的なものだから、とあきらめていた症状、すべてにおいて改善が期待できます。

また東洋医学では、人は皆、弱いところを持っていて、それなりにバランスを取りながら生活をしていると考えます。
完全無欠な健康人はいないのです。
その状況で、いろいろな原因が加わると発症するのです。

ですので、今は意識的に悪いところがなくとも、健康維持のための治療も可能です。毎日をより快適に過ごせる秘訣をお伝えします。

もちろん病院での診断は、鍼灸治療を進めていく上での参考にさせていただきますので、ぜひお話くださいね。

<参考> WHO(世界保健機構)は、次のような病気に対して鍼灸の効果を認めています。

【神経系疾患】
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

【運動器系疾患】
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・
外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

【運動器系疾患】
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・
外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

【循環器系疾患】
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪および予防

【消化器系疾患】
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

【代謝内分秘系疾患】
バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

【生殖、泌尿器系疾患】
膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

【婦人科系疾患】 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

【耳鼻咽喉科系疾患】
中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

【眼科系疾患】
眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

【小児科疾患】
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・
耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

Copyright © 2012 のつ鍼灸院 All rights reserved.